【令和6年度】盂蘭盆会・施餓鬼会(8月)
8/12(月)に当山で「盂蘭盆会・施餓鬼会」を行いました。
例年非常に暑い時の開催ですが、今日は東北に台風が来ている影響か、曇り空で非常に涼しいなかでの法要でした。涼しいと言っても汗はナイアガラの滝で目にしみて前が見えません 笑。
今年はカボチャとか枝豆とか不作らしいです。檀家さん談。
【お経のメニュー】
- 道場偈
- 勧 請
- 開経偈
- 方便品第2
- 欲令衆
- 提婆達多品第12 佛諸々の比丘に〜
- 供 養
- 施 食
- 願 文
- 灑水偈
- 焼香偈
- にょうはち
- 対 揚(卒塔婆読み上げ)
- 自我偈〈太鼓〉(灑水)
- 祖 訓(盂蘭盆御書)
- 唱 題〈太鼓〉(焼香)
- 此 要〈太鼓〉
- 回 向
- 奉 送
【本日のお話】
●お盆という文化はより良く生きるための智慧
・都会だとお盆の棚経もいらないところも増えている。コロナ禍と核家族化によって親族のつながりがより希薄になったなと印象。コロナ禍などで祖父母の葬儀や法事で若い世代が供養ごとに参加しないことが増えてきた。
・お墓参りをよく県民は鹿児島県だそう。生花の消費量が全国一。そういった思いやる文化が根付いているせいなのか刑法犯数が少ないらしい。
・地獄の話に「三尺三寸の箸」という話がある。同じ条件でも天国の人たちはおなかを満たせられるのに、地獄の人たちは他を思いやるこころがないからおなかを満たせず苦しんでいるという話だ。同じ条件でも心の持ちようによって幸せにもなるし不幸せになるということを教えてくれる。
・お盆という文化はご先祖さまたちが私たちに残してくれた「より良く生きる」ための智慧が詰まっているものではないだろうか。智慧と得るものではなく授かるもの。文化を経験することで自ずと人間性が身につき、それがこころの土台を築き、自分の将来に役立つものではないだろうか。
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