【令和5年度】秋彼岸会(9月)
9/23(土)に当山で「秋彼岸会」を行いました。
【本日のメニュー】
〈第一座目〉
- 金丸五打
- 道場偈
- 勧 請
- 開経偈 p.2
- 方便品 p.13
- 自我偈 p.35(焼香案内)
- 唱 題
- 回 向
- 金丸三打
- 七佛通戒偈
〈第二座目〉
- 金丸5打
- 如三世諸佛(声明)
- 勧 請
- 欲令衆 p81
- 咒 讃(散華→ハチ)
- 對 揚(釈迦、誠敬、坐法)
- (塔婆申し込み読み上げ)
- 自我偈 p35
- 唱 題(焼香案内)
- 此 要
- 回 向
- 略奉送
- 金丸三打
【本日のお話】
●中道について
・琵琶のたとえ「ソーナの弾琴」。弦は張りすぎても緩めすぎてもいい音は鳴らない。修行も同じ。度を超した精進は心を昂らせて冷静さを無くすし、精進が少なすぎれば懈怠(怠け心)を招くのである。
・中道とは「怠らず、張り詰めず」。弦楽器の弦がそれぞれ細い線もあれば太い線もあるように、そのような違いを考慮し、それぞれに合った張り具合にする必要がある。修行においても同じで歩く瞑想が合う人もいれば、座る瞑想が合う人もいる。その人にあった最良の方法でさとりに向かって進むのが仏教の中道。
・中庸(ほどほど)にとは違う。これはその違いを考慮せず、1と3がある時に2を取る。左と右がある時に真ん中と取ることを指す。
・仏教は応病与薬(おうびょうよやく)である。目薬と胃腸薬、どちらが正しい治療かといえば、目の病気の人には目薬、胃腸が弱った人には胃腸薬が正しいのと同じである。
・人間の眼を「まなこ」というは真ん中を取る意味なり。一方だけを見て一方を見ないのはまなこではない。生活に即さない理論は空論。物質だけ経済だけ偏見。
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