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【令和7年度】虫供養&清正公・七面・鬼子母神大祭(7月)

7/15(火)に当山で「虫供養&清正公・七面・鬼子母神大祭」を行いました。

連日猛暑が続き、この日も蒸し暑い日でした。

虫などが盛んに動き始める季節柄。

法要の前にスズメバチさんが駆除されていました(._.)南無。

【本日のメニュー】

  • 道場偈
  • 勧 請
  • 開経偈
    • 方便品第2
    • 譬喩品第3 p82
    • 神力偈
    • 陀羅尼
  • 咒 讃
  • 自我偈〈太鼓〉
  • 唱 題〈太鼓〉(焼香)
  • 此 要〈太鼓〉
  • 回 向
  • 奉 送
  • 弾指合掌

【本日のお話】

「七面大天女について」

・七面大明神。七面さまなど呼称。法華経を守護する。日蓮宗では馴染みのある神さま。七面とは七面山のこと。七面山は総本山の身延山の南西にある山で古来から霊験あらたかな山です。身延に古くから伝わる身延鑑には、七面山の名の由来について「此の山八方に門あり、鬼門を閉じて聞信戒定進捨懺に表示、 七面を開き、七難を払い、七福を授け給う七不思議の神の住ませ給うゆえに七面と名付け侍るとなり」と書かれており、七面とは方角を表し、七面を開き、七難即滅七福即生を意味しています。

・仏像は右手に鍵を持って、左手には珠タマを持っています。右手の鍵は施無畏の鍵といい、私たちの不安の心を取り除きます。苦しみの心に鍵をかけ、福徳の蔵を開く。佛の教えの蔵の鍵を開き、私たちに成仏の心を開かせる鍵です。左手の珠は如意宝珠であり、龍女の宝珠である。私たちの罪障を消滅し心身を清め智恵と福徳を授けるものです。

・七面大天女の由来は、日蓮聖人が身延山に籠られた頃、建治3年(1277)9月、現在の妙石坊というお寺にある高座石(現在の御廟処を少し上に登るとある)と呼ばれる大きな石に座り信者の人々に説法されました。その時、一人の美しい女性が知らぬ間に現れ熱心に聴聞していました。弟子や信者たちはこのあたりでは見かけない顔だな一体誰だろうかと訝しかっていると、日蓮聖人が「あなたの本当の姿を皆に見せてあげなさい」と言いました。すると、女性はそれを承諾し、「お水を少し賜りとうございます」と答え、日蓮聖人が傍らにあった水差しの水を一滴その女性に落とすと、 今まで美しい姿をしていた女性は、たちまち龍の姿に変化しました。そして「私は七面山に住む七面大明神です。身延山の裏鬼門をおさえて、 身延一帯を守っております。末法の時代に、法華経を修め広める方々を末代まで守護し、その苦しみを除き心の安らぎと満足を与えます」 と言い終えるや否や、七面山山頂の方へと天高く飛んで行きました。その後、日蓮聖人の入滅16年後の永仁5年(1297)9月19日、波木井公は六老僧の一人日朗上人と共に七面山に登り七面大明神を祀ったと伝えられます。

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