
【令和7年度】宗祖報恩講(6月)

6/9(月)に当山で「宗祖報恩講(御講さま)」を行いました。
暑くなくいい天気でしたが、だんだんと曇り空となってきました。明日からは雨だそうです。梅雨に入りそうです。
お越しになられた檀家さんと一緒にお経をお読みしたあと、ご歓談いただきました。
たくさんの生花&お野菜などのお供え、ありがとうございました。
【本日のメニュー】
- 道場偈
- 勧 請
- 誦教文(プリント)
- 方便品第2
- 欲令衆
- 神力品第二十一(頭から〜爾般涅槃)
- 頂経偈→ハチ
- 祖 訓(【如説修行抄】天下万民諸乗一仏乗と成って)
- 自我偈〈太鼓〉
- 唱 題〈太鼓〉
- 此 要〈太鼓〉
- 回 向
- 奉 送
【本日のお話】
「三具足(みつぐそく)」香・花・灯明
・お供えもの中で最も大事な3つの道具(三具足)。置き方は佛さまに対し、中心に香を置き、左にお花、右に灯明。お花と灯明が2つある場合には中心に香、その両脇に灯明、さらにその両脇にお花を置く(五具足)。
・香:佛さまに香りを供養する。自分の身とその場を清める。カビなどはやさないように。なるべくよい香りのものを選ぶ。香炉の足の部分が3本足になっているものは二本並びの方を佛さまへ向ける。本数は1本でもいいが、2本、3本など立てることもある。3本の場合は佛さま側に2本、手前に1本立て、1本ずつ逆三角形に並べる。一度火がつくと最後まで燃え尽きる→六波羅蜜「精進」。
・花:花は種より生じて寒い季節も暑い季節も耐え花を咲かせる→六波羅蜜「忍辱」。怒りの心を起こさない。忍は認に通じ、自らの至らなさを自覚し、他者を赦すこと。
・灯明:ろうそくの明かりは闇を照らす。闇は私たちの迷い、煩悩のたとえ。明かりは佛さまの智慧。佛さまの智慧が私たちの迷いを除き導くことを表す。またその智慧を得ることの大切さを説く。智慧とは物事をありのままの姿で見ること。
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